敏感肌のための化粧品の選び方

敏感肌は、様々な要因で肌表面の角質層が薄くなってしまうことで、肌の水分保持成分が失われ、肌のバリア機能が低下してしまい、外部からの刺激に弱い状態になっています。ちょっとの刺激で、赤みやかゆみなどの炎症をおこします。

敏感肌を改善、緩和させるためには、お肌への刺激を最小限に抑えながら、バリア機能をアップするためのスキンケアが必要です。また、外的刺激を防ぐことも必要です。

化粧品選びのコツとしては、成分がシンプルなものを選びましょう。そして、保湿力の高いものを選びましょう。

アレルギー等の肌トラブルを起こす恐れがある成分として、薬事法によって製品への表示を義務づけられた成分を「表示指定成分」といいます。防腐剤や界面活性剤など102種類（香料を加えると103種類）の成分があります。それらの成分を含まない化粧品が、「無添加」「敏感肌用」と表示して販売されています。

ただ、表示指定成分が入っていないから安心というわけでもありません。人によっては、その他の成分が刺激となる場合もあります。肌の弱い方が新しい化粧品を使う場合は、必ず、サンプルなどでパッチテストをして、自分に合っているかを確かめましょう。

敏感肌のバリア機能を回復するためには、保湿も大切です。保湿効果の高いもので肌をしっとりと落ち着かせましょう。

それから、敏感肌には紫外線も大敵です。紫外線が肌に乾燥させてより敏感にしてしまうからです。ＵＶ化粧品を選ぶときのポイントは、ノンケミカルであること。刺激性のある紫外線吸収剤が不使用で、なお乾燥対策もできるＵＶ化粧品を使うのがおすすめです。ノンケミカルで保湿効果がある日焼け止めクリームやUV下地などで、紫外線からお肌をしっかりと守りましょう。